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コンテンツ制作をクラウドファンディングのサクセス事例から知る

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コンテンツ制作をクラウドファンディングから学ぶ

クラウドファンディングはすっかり市民権を得た、と感じるようになりました。それはテレビメディアでもクラウドファンディングの仕組みや事例について紹介するケースをよく目にするからです。

2013年頃にはまだまだ一部が知るのみだったサービスですが、今では資金調達の手段として、ときにはそれ以上の価値を持つものとしての地位を得ています。

「商機ここにあり」とばかりにクラウドファンディングサービスが乱立しており、膨大な数のプロジェクトが立ち上げられています。そのためどうしてもプロジェクトの中で成立するものと未調達に終わるものも出てきます。

成功と失敗の違いはプロジェクトのテーマだけによるものなのか?
もしかして、プロジェクトページ(コンテンツ)の作り方や紹介の方法にも違いがあるのではないか?

そのように考え、当記事では大きく資金調達に成功したふたつの事例をもとに発見したコンテンツ制作のポイントを紹介します。

■目次

  1. クラウドファンディングはなぜ成り立つのか
  2. サクセス事例から学ぶコンテンツ制作

では、見ていきましょう。


1.クラウドファンディングはなぜ成り立つのか

2014年頃、雨後のタケノコのようにバイラルメディア(※1)が乱立していました。いわゆるブームのようなもので、多くの企業や個人が短期間で膨大なトラフィックが見込めると次々に立ち上げましたが、多くのサイトでマネタイズできずにクローズしました。

※1 バイラルメディア:話題性のあるコンテンツを引用などの手法を使って量産し、SNSでの拡散を主な集客源として大量の流入を得ることを狙うメディア

その頃を彷彿とさせるほど、今ではクラウドファンディングサービスがリリース(※2)されています。そしてそれぞれのサービス上で、資金を集めるためのプロジェクトが掲載されています。

※2 参考:【2016年版】日本のクラウドファンディングサイト一覧

クラウドファンディングでは、プロジェクトが計画段階で掲載され、資金を募るということが珍しくありません。むしろその使い方が一般的でしょう。つまり何らかのサービスや行動がつくられたり行われる前の段階で資金調達を行うのです。

この仕組みにより、プロジェクト実行前段階からユーザーは同じチーム(仲間)としてプロジェクトの成立を見守ることになります。世に生まれる前から熱狂をつくり出すことができます。

また、社会的に善とされる(ソーシャルグッドな)プロジェクトも多く見られます。これらに対して寄付を行うことは、従来までの使途不明の寄付という形に比べ、「自分のお金がどうなるのか」がはるかに見えやすい

これらがクラウドファンディングがここまで成長してきた要因の一端を担っていると思うのです。


2.サクセス事例から学ぶコンテンツ制作

どうせやるならやりすぎたい!温泉×遊園地=前代未聞の”湯~園地”を別府に実現!!

湯~園地ドファンディングサービス「CAMPFIRE」に掲載され、3300万円以上を集めたプロジェクトです。

■概要

“遊べる温泉都市構想”の第一弾として「湯〜園地」計画動画を発表した別府市。
youtubeでの動画100万回再生時には「湯~園地を実現する!」と公約してしまった長野市長!!
まさかの100万再生達成でやらざるを得なくなったこの計画‥皆さんの力でもっと面白くしたい!!!
CAMPFIREより

■コンテンツ制作のポイント

クラウドファンディングのプロジェクトではまだ世に実現していないものが多くあり、それが実現した世界観を理解してもらうことが、プロジェクト成立への第一歩でもあります。

特にこの「湯~園地」なるものは造語であり、言葉だけでどれだけ語られても理解しきることは難しい。そこで効いてくるのが動画の活用です。

上の動画は「100万回再生されたら計画を実行します」という公約ムービーですが、公開からたった3日で100万回再生を達成しています。


さとやまよ、甦れ!広島に眠る廃校をみんなの居場所に再生しよう

廃校リノベーション

クラウドファンディングサービス「Readyfor」に掲載され、3800万円以上を集めたプロジェクトです。

■概要

広島のさとやまに眠る3つの廃校を、2020年東京オリンピックで使用予定の新国立競技場のデザイン設計をはじめ、世界を舞台に活躍する隈研吾氏監修のもとリノベーション。みんなの居場所をつくり、あの頃の「さとやま」を取り戻します。
Readyforより

■コンテンツ制作のポイント

このプロジェクトでもやはり動画が活用されています。こちらではプロジェクトオーナー(広島市長)や総合監修者や協力者によるメッセージがいくつもの動画にて語られています。やはり、文字だけに比べても気持ちが伝わりやすいでしょう。

プロジェクト全体のスケジュールが記載されていることも見逃せません。資金援助したユーザーも、いつ頃にどうなるのかという進捗を想像し、一緒にプロジェクトを追うことができるようになります。

2016年12月19日:クラウドファンディングスタート
2017年3月〜:施設の詳細設計
2017年3月18日:クラウドファンディング終了
2017年春:改修工事着手
2017年夏頃:完成予定


あとがき

どんどん盛り上がりを見せるクラウドファンディングの利用をお考えの方は、コンテンツページ制作にも気を配ってみてください!

以上、『コンテンツ制作をクラウドファンディングのサクセス事例から知る』でした。


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モバリストでは、デジタルコンテンツの新規制作・レンタル提供のサービスを行っております。


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